(お知らせ)
書籍化されました

憧れの会社へ入社

その時、私は混み合う狭い更衣室で、薄紫のバニースーツに着替えている最中だった。
昨日下ろしたばかりのエナメルのヒールのストラップを留め、襟元にリボンをつけ、鏡に向かってウサ耳の角度を調節している時、携帯が鳴った。

「もしもし…はい。え、本当ですか?はい……はい。わかりました。ありがとうございます」

電話を切り、一息置いてからやったー!と叫んで小躍りすると、網タイツを履きかけのバニーちゃんたちが一斉に振り向いた。
どうしたの?いいことあったんだ?と、仲良しの同僚に尋ねられ、私は面接を受けた会社からの採用の電話だったんだ、とこっそり告げた。

・・・・

「おっぱいが大きかったので会社員を辞めてポールダンサーになった話」が書籍化されました。続きは書籍でご覧ください!

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