以前タイのバンコクを訪れた際、こんなコーヒーを見つけました。
タイのセブンイレブンが衝撃的すぎる。コーヒーのメニュー、「ああゴリに衝撃を与える」とは pic.twitter.com/WPQAHn4JR5
— 仁田坂淳史@11/21『おっぱいポールダンサー 』発売 (@ruushu) 2014年6月7日
「ああゴリに衝撃を与える」
なんてナイスなネーミング!
一体なんなんだ、と思ったらチョコオレオドリンク的なものらしい。
………チョコオレオドリンクらしい。Chocolateをショックチョコレートって訳しちゃうのもどうかと思うけども、オレオを「ああゴリに衝撃を与える」と pic.twitter.com/uhAwBQbatS
— 仁田坂淳史@11/21『おっぱいポールダンサー 』発売 (@ruushu) 2014年6月7日
戸田奈津子もビックリ
— 仁田坂淳史@11/21『おっぱいポールダンサー 』発売 (@ruushu) 2014年6月7日
初見では不覚にもカフェラテを頼んでしまい正体がわからなかった謎ドリンク「ああゴリに衝撃を与える」ですが、予想以上にRTされて困ったので正体をつきとめてきました。タイ・バンコクから現地リポートです。
「ああゴリに衝撃を与える」はどこで飲めるのか?
「ああゴリに衝撃を与える」こと「ああゴリ」はタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港の1F到着ロビー、セブンイレブンにあります。
実はここにたどり着くまでバンコク市内のセブンイレブンを計12軒回ったんですけども、結局「ああゴリ」は見つかりませんでした(それらしいドリンクも置いてなかった)。やっぱり外国人が多い国際空港クラスのセブンイレブンじゃないと置いてないのかも。
レジの横には日本や台湾に見られるようなおでん什器の姿はなく、ソーセージがコロコロ回る什器があります。
店員さんにソーセージを注文するとその場でカットし食べやすくしてくれます。けっこうおいしい。
各国語で見る「ああゴリに衝撃を与える」
問題となったセブンイレブンのメニューを見てみます。
オリジナルバージョン(タイ語)
こちらはオリジナルバージョン。
読めない。
併記してある英語表示でかろうじてわかる程度です。
フラッペ・コールドのほかにホットドリンクもありますが、10分ほど観察していた中ではホットドリンクを注文する人は皆無でした。タイ暑いからね。
英語バージョン
こちらは英語圏の方向けのメニュー。
問題の「ああゴリ」の位置にはChoc Oreo(チョコオレオ)と書いてあります。 choc は英語の口語形で chocolate なのでこれは別に問題ありません。
キリル文字バージョン
ロシアなどで使われているキリル文字のメニューもありました。
読めない。
なんとキリル文字でも「ゴリに衝撃を与える」的な意味になっているらしい。
中国語バージョン
中国語表記されたメニューです。
「ああゴリ」はなんて訳されているかというと……
巧克力奥利奥
巧克力って何かと思っていたら、中国語で「チョコレート」らしい。奥利奥はオレオ。正確に訳せてるやんけ……
日本語バージョン
問題の日本語はこちら。
ああ……
ああゴリに衝撃を与える!ああ!ああ!
「ああゴリに衝撃を与える」の作り方
「ああゴリ」の正体を突き止めることが今回のバンコク訪問の使命ですので、さっそく注文してみました。よくわからない材料をどんどこ入れてたんですけども作り方を観察。
1. 黄色い液体を入れる
まず黄色い液体を入れます。バナナ?と思ったんですけども、完成したドリンクはバナナ味がしてなかったので卵の液(卵の液?)とかかな……?けっこうな量を入れてました。
謎です。
2. 白い液体を入れる
次に白い液体を入れます。こっちは多分牛乳。
でもバンコクのことなので謎です。
3. 氷を入れる
黄色い液と白い液を入れたら、製氷機から取り出した氷をどさどさ入れます。「ああゴリ」はフラッペみたいなので氷が重要。
バンコクでは水道水を飲むとお腹こわしちゃったりするんですけども、この氷がどうやって作られたか、謎です。たぶんミネラルウォーターとか使ってない。
4. オレオを入れる
ここでお姉さんにおもむろに取り出したのはオレオ。これがゴリか?
4. 衝撃を与える
いよいよラストスパートです。
ドリンクを手に取り、ミキサーで衝撃を与えていきます。すごい音を立てながら40秒くらい衝撃を与えていた。
後ろ向いて作っていたので何をしているか正確には謎です。
5. 上にクリームとかココアパウダーのせてできあがり
上からクリームとかココアパウダー(というかミロ?)をふりかけてできあがり。
ミロっぽい味だったのでミロと推測しましたがやっぱり謎です。肉骨粉とかかもしれない。
バンコクとミロ
日本では死滅したミロですが、バンコクをはじめとする東南アジア圏ではまだまだ元気。
種類も豊富で、確認できた範囲だと3種類ほどのミロがいつも店頭に並んでいる状態でした。値段も安く1本40円程度。
「ああゴリに衝撃を与える」の正体
お待たせしました。本邦初公開、これが「ああゴリ」の正体だ。
これがゴリか。
味はスタバなんかのチョコレートフラペチーノをもっと甘くして、オレオを混ぜたかんじ。(ひねりのない感想)
結局のところ、チョコオレオドリンク以上でもそれ以下でもない。
横から見ると、衝撃を与えられたゴリが白いところと黒いところに分かれて見事なマーブル模様を描いていました。白い部分を意識しながら味わってみるとオレオの白い部分がドリンクに良いアクセントを加えています。まろやかでおいしい。
上にはミロみたいな味のやつがかかってる。
お店のカップの表示には「ああゴリ」の表示がないから、本当に限られた店舗でしか飲めない限定のメニューなのかも。
「ああゴリに衝撃を与える」に衝撃を与えた結果
せっかくなので「ああゴリ」にさらに衝撃を与えてみました。指に力を込め衝撃を加えると、
ポーーーン!
ああ! ああゴリに衝撃を与えるに衝撃を与えたら蓋がスポーン飛んでいった!!!
タイのドリンク容器はちゃちなので飲む時には気をつけましょう。
おしまい
後日談
衝撃を与えた後の「ああゴリに衝撃を与える」はニタサカがおいしくいただきました
飲み終わりにかなりのカスが残るのが気になります(溶け残りの氷とかではない)。これが衝撃を与えられたゴリの残骸?なんですかね。謎です。
「ああゴリに衝撃を与える」はけっこうおいしかったので、バンコクのスワンナプーム国際空港にお越しの際にはぜひご賞味あれ。