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現代のジュライホテル・楽宮大旅社—バンコク・ヤワラートにある1泊100バーツのゲストハウス「シャドウイン」ここに泊まればそれはすなわち破滅への入り口だ

かつてのタイ観光の目玉、それはドラッグ・売春の聖地としてバックパッカー達のたまり場となっていたジュライホテル楽宮大旅社だった。沢木耕太郎と一線を画す不良旅行者たちにとってはもはや伝説となっている場所である。

しかし、血管をパンパンに膨らませて今日もみんなで仲良くトリップ、暇さえあれば娼婦と一発という旅行スタイルは遠い昔の話。

2016年に訪れた今はなきジュライホテル。目の前に広がる7月22日ロータリーも今では子供たちの遊び場だ
2016年に訪れた今はなきジュライホテル。目の前に広がる7月22日ロータリーも今では子供たちの遊び場だ

そんな時代の旅行者達が老い、フラッシュバックに苦しんでいる今、タイ観光といえば象にまたがり両手を合わせるエスニック系女子やオイルマッサージでデトックスしているアラサー女子。貧乏旅行者たちのたまり場もカオサン通りへと移り、日夜健康そうな若者たちが目をキラキラさせながらFacebookで国際交流を図っている。

そんな光景を目にしては、アレルギー反応で心臓発作を起こしているアングラ愛好家もさぞかし多いことだろう。 (さらに…)

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